知がめぐり、人がつながる場のデザイン

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知がめぐり、人がつながる 

 場のデザイン著者:中原淳【ルポ】ラーニングバー・エクスペリエンスラーニングバーの開場まで最終ミーティング自分なりのホスピタリティを発揮するエクスペリエンスを提供するウェルカムドリンクラーニングバーに存在するものメディア食事装飾BGMスタッフetc....メッセージラーニングバーを楽しい場にしていきましょう振舞い方をいま一度説明するラーニングバーの目的三つの領域に関心を持つ人々働く大人組織学習と成長最先端のテーマでディスカッションする場ラーニングバーのプロセス聞く考える対話する気づくラーニングバーのルール「あるべきだ」は使わない経験談や主観を歓迎する「人はそれぞれ違って当たり前」という意識を持つ対話の中では「あえて保留する」講話パートⅠと「ゆるゆるネットワーキング」ゆるゆるネットワーキング参加者が飲食しながらテーマについて対話する講話パートⅡとリフレクティブ・ダイアローグリフレクティブ・ダイアローグ自然の中での対話スタッフの指示なしで対話しているQ&Aタイムの準備質問にストーリーをつくる講師自身の夢や希望、あるいは葛藤を引き出すような質問をおりまぜるQ&Aタイム付箋から選んだ質問を行うラップアップまとめこの日のラップアップ人事とはコミュニケーションである<挑戦と安心>はセットで考える社内で流行らせる方法や現場のしらけを防ぐ方法を考えるラーニングバーのコンセプトⅡBarを出て語る自分もBarを作るラーニングバーの誕生前夜留学中に思ったことMITへの留学リラックスした場でのディスカッション興味場の雰囲気の作り方運営の仕方「働く大人のための学びの場」を研究テーマの変化「働く大人の学びと成長」ラーニングバー初期仲間内みんなで一緒に学ぶ場研究テーマの変化後働く大人の学びと成長をデザインする場社会の変化につながりたいラーニングバーをやる動機対話する場、内省する場を社会にもっと増やしたい学びに満ちた社会をつくることに貢献したい教育する人々のエンパワーを作る大学に場をつくる意味大学は人と人をつなぐ場になる大学は知の生産場所大学は「中立非武装地域」に近い自社の利害とは関係なく振舞えるラーニングバーは「オープンスペース」「教えの技術」や「学びの技術」はオープンソースであるべきラーニングバーは「スケールアウト」を目指すメイキング・オブ・ラーニングバー 

 当日までになすべきこと三つの原則三つの精神準備を整えて参加者を待つ支度参加者がくつろげる空間を演出するしつらえすべての人々がルールを共有するしかけラーニングバーは「カリキュラム」であるラーニングバーのカテゴリ既存のカテゴリでは捉えられないラーニングバーのコンセプトモジュール数十分程度の学習活動プリコラージュ多種多様な仕事を組み合わせる必要なものを作り出すカリキュラム学習者の学習経験の総体ラーニングバーのカリキュラム構成モジュール形式形式的評価内容を決める三つのプロセス内容を決めるテーマの設定自分自身が興味や関心を持てるか「みんなの問題」であるかどうか講師の選定この人の話を絶対に聞きたい自分がこの人から学びたい良質の問いかけの設定対話を生み出すための仕掛けあなたのセミナーはデザインされているかデザインを緻密にしておくことが欠かせないあなたのセミナー、フォーラムはデザインされていますか?あなたに伝えたいメッセージはありますか?あなた自身は学んでいますか?ソーシャルメディアを駆使して参加者を募る集客のツールブログツイッターメルマガYouTubeフリッカー「トーカビリティ」を意識する「多様性を目指した抽選」を行う調整を行うはじめての参加者を一定人数確保する男女比をできるだけ5:5に近づける業種のバランスを取る場作りの懸念材料参加者の固定化サロン化衰退への道会場の空間のデザインデザインを行う理由日常とは切り離された、楽しくて安心な場所「レディネス(準備)」を確保するためにも「楽しさ」が必要「楽しく学ぶのではない。楽しさのなかに学びがあふれている」上田信行さんの言葉空間デザインの三つの心構え気をつけるべき点学習中心主義の信念を持つ主催者が楽しんでやる形式的評価を忘れないメイキング・オブ・ラーニングバー 

 開催日当日BGMを流す音楽「レディネス(準備)」を高めるメディア効果場をあたためる心理的な安心感を高める自己紹介を促す名刺交換を促すビジネスパーソンの性?自分がロールモデルになるみんなが話し合っている場を早めに作るルールと枠組みを作るルールと枠組みを設定する効果自由な対話自由な議論聞いたものとはシェアするためのもの講師の話を自分の頭で考え対話し気づくことラーニングバーは「脱構築」であるかみ合わない対話内省のきっかけ世界と主体的に関わり続ける「アタリマエ」から離れる慣性軌道から抜け出すいわゆる「質疑応答」はやらない脱線者の出現自己主張を繰り返すわけのわからない質問をぶつける収集がつかなくなるインプロ・プレゼンテーションラップアップインプロ(即興)行き当たりばったり心がけること自分の土俵にひきつける自分も主観を語るバーの外で語る次のアクションへつなげるBarを出て語るBarを作る自分の言葉で語る「分かったかどうか」を知る主催者側のリフレクションメンバー同士でリフレクションの場を設けるどうやって場作りを学ぶか知識最低限の学習研究ワークショップの実践知メディアに関する知識経験自分が何かの場に参加してみるスタッフとして参加してみる司会にチャレンジしてみる企画を立ててみるラーニングバーから生まれた変化ラーニングバーがもたらした変化ラーニングバーに集う人とのつながりラーニングバーに集う人同士のつながりさまざまなコミュニティの誕生多くの人が自ら自主研究会や勉強会を開催する僕にまつわる変化「ラーニングフル・ライフ」をもたらすラーニングバーは「メディエーター」であるメディエーター媒介者インベキューション装置社内に「学習者共同体」をつくる自社内に勉強会をつくる対話が深まる社外に「学習者共同体」をつくる社外に「学びのコミュニティ」を作る自律的に学習機会を生み出す学びのきっかけを生み出す浮かび上がってくるエコシステム知が知をめぐる「生態系」のようなものラーニングバーの抱える葛藤洗練された方向に向かっている予定調和面白さが失われていくディレクター制度の導入状況の打破新たな仕事ディレクターとしての仕事大学院生スタッフの育成学部生スタッフの意識あわせスタッフに求めていることHospitalityおもてなしの心Win as a teamこの場をみんなでよりよい学びの場にしていこうとする意識Have fun!自分自身が楽しむこと学ぶことの意味、そして未来へ新入社員はどうやって一人前になるか新入社員が一人前になるためのきっかけ企業研修などの教育訓練仕事の経験職場の人たちとの相互作用変化を忌避する心理とリスク変化を嫌う頑固な個人を作った違うものを忌避したり排除するようになる既に身につけた知識や技術に束縛される新たな「仕事の型」を身につけることがおっくうになる変化に対応できないリスクを背負う日常を倒置・異化せよマーケットは常に変化している変化のスピードは速くなっているステレオタイプを「捨てる」ことが求められるアンラーンラーナビリティ学習可能性「対話」アンラーンするために必要なこと自らをアンラーンする主体へ組織の外部アンラーンする機会組織とは多様な異質な人々と触れ合う機会イノベーションの機会Copyright © 2011 kanachan_papa