ビジョナリーカンパニー３ 衰退の五段階

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ビジョナリーカンパニー３ 衰退の五段階著者：ジェームズ・C・コリンズ静かに忍び寄る危機組織の衰退段階的な病初期発見するのは難しい治療するのはやさしい後期発見するのはやさしい治療するのは難しい外見では強力と見えても内部では病が進行している場合があるどの組織も転落しうる衰退の五段階衰退の階段第一段階成功から生まれる傲慢第二段階規律なき拡大路線第三段階リスクと問題の否認第四段階一発逆転策の追及第五段階屈服と凡庸な企業への転落か消滅第四段階から回復した例ニュー・コアノードストロームディズニーIBM成功から生まれる傲慢成功は当然だとする傲慢考えないようになる幸運一時的なもの必死に努力した結果考えるようになる成功は続く主要な弾み車の無視主要な弾み車とは？本業指導者関心外的脅威冒険機会無視本業徹底した創造性を発揮しようとしない何からなぜへの移行成功を謳歌する見方をとる忘れる成功している理由通用しなくなる条件学習意欲の低下指導者が意欲を失う学習意欲好奇心運の役割の軽視成功は全て組織と指導者が優れているからと考える規律なき拡大路線持続不可能な成功の追求圧力さらなる成功期待の悪循環極限に追い込まれる業績達成できなくなる組織ほころびが見られる関連しない分野への規律なき飛躍当てはまらない分野への進出進出すべき分野なのか？情熱を持って取り組める分野会社の基本価値に一致する分野その分野で世界一になれるのか？原動力を強化する活動なのか？経済的原動力経営的原動力適切な人材が配置されている比率の低下人材の流出速いペースの成長人材が集まっていないにもかかわらず成長を求めるコスト面の規律の緩み価格の引き下げで売上の拡大を図る官僚制による規律の破壊自由と責任の文化が破壊される肩書きで考える見方が強まる問題ある権力継承後継計画の貧弱社内での育成の失敗社内政治の混乱組織の利害より個人の利害を優先短期的な報酬を得ることを目指す自分の支持者へ分配を増やすリスクと問題の否認経営陣の健全なスタイルの衰退独裁的合意型激しい論争をしない組織再編への固執厳しい現実に真正面から対応しない組織再編の繰り返し幹部は社内政治に注意を払う傲慢で超然とした姿勢権力を握る者傲慢超然地位が特権一発逆転策の追及特効薬の追求突破口を開こうとする「ゲームを変える」買収一貫性のない飛躍興奮する技術革新救世主のような指導者への期待社外から探すカリスマ的指導者救世主パニックと拙速あわてて条件反射的な行動を取るパニックになる抜本的な変化と「革命」の宣伝大宣伝革命抜本的売り込みの優先ビジョンの売り込み業績の低迷を補う過大な約束期待を裏切る当初の業績回復とその後の失望業績回復するも長く続かない成果が蓄積する状況にならない混乱と皮肉な見方組織の存在理由が見えなくなる価値観の破壊不信感宣伝文句に過ぎない会社は給料のために働く場になるリストラの繰り返しと財務力の低下財務の低下リストラの繰り返し選択肢が狭くなる屈服と凡庸な企業への転落か消滅悪循環に陥る抑えがきかなくなる経営資源が失われる現金に余裕がなくなる希望が薄れていく選択肢が狭くなる戦いをあきらめる疲れ果てる意気消沈希望を捨てる否認なのか希望なのか凡庸な組織の選択肢解体身売り十分に根拠のある希望ゼロックスマルケイヒー企業文化を活かす売上に対する研究開発費の比率を高めるコスト削減インクジェット・プリンター事業などの閉鎖結論この段階なら反転は可能第一段階第二段階第三段階一発逆転策から抜け出すことが条件第四段階必要条件原点に戻る健全な経営慣行厳格な戦略思考一発逆転策にすがらないCopyright © 2011 kanachan_papa